12月24日(土)
走行距離555キロ
AM6:00に起きる。朝から青空の覗くスタートには絶好の好天である。
出発の準備にかかる。あれもこれもバイクのキャリーケースが一杯である。
ケビン·ヘザー·ジェシカ3人揃って出発のお手伝いで、本当にありがたい事である。
やっと準備完了。ガレージのシャッターを上げると外はシャワーであった。
しかたなく1時間ほどスタートを遅らせる事にする。
雨も上がり、最初だけケビンに先導をお願いする。
はやる気持ちと自重の気持ちが交錯する。
ケビンに別れを告げ、5キロも走らない内に又シャワーだ。
自動車専用道路の為、路肩で雨宿りとも行かない。もうこうなったらずぶ濡れになっても走る、と決める!
しかしカウリングのお陰で殆ど濡れずに済んだ。国道を行く。片側3車線の道路は、雨ではあるが大変走りやすい。
交通量も日本と変わりない。20キロも走ると徐々に雲が切れ、快晴となる。気温も次第に上がり、午後には30℃を上回る。
シドニーに別れ告げ田舎風景になる。周りは牧場が殆ど。牛や羊がいるがパラパラとした感じで、やたらと牧草地が広い。
オーストラリアの酪農は、家畜を畜舎に入れて飼育しない様で、牛たちは5~6頭木陰に集まり強い日差しを避けている。
畜舎は全く見当たらない。とにかく広いとしか言い様がない。
時々路片に、車がパトロールカーに止められている事が目に付く。スピード違反だろうか?制限速度は80~110キロである。
交通量も極端に少なくなってきた。日本では考えられない道路事情だから、水を得た魚の様に風を切って走るオーストラリアの乾いた空気を切り裂く爽快感に酔いしれると共に1400GTRの高性能を楽しむ。
4時半、田舎の道路脇のモーテルNARRANDERAに入る。ALL TRANSIT MOTEL 夕食付きで100ドル。
一室にベッドは3つあるので、3人で泊まったら割安になるのに。
生まれて初めて、たった一人で過ごすクリスマス·イブも体験する事になる。早く寝て明日にそなえよーっと!
2013年 3月 16日 更新 | オーストラリア大陸2万キロのバイク1人旅