1月17日(火)
走行距離580キロ
曇り。AM6:30、エンパイアホテルを出発。
果たして今日どれだけ走る事が出来るのか不安だ。
クインズストンの町を出るには峠を越えなければならなかった。
ヘアピンカーブの続く急な上り坂を登った。今までにない日光イロハ坂の様な道。
眼下にクインズストンの町を見下ろして、別れを告げた。
出発時は24、25℃あった気温は、峠を下るにつれ気温も13℃位まで下がった。
寒くて、もう1枚重ね着をしようか?迷う程だった。
それと同時に風景は今までにない変わり様。
緑濃く、山は険しく、木は高く、大きな湖これぞタスマニア。
人々が憧れる理由が分かった。
本当に美しい景色の中の一本道をひたすら走る。
この自然は、そもそも世界自然遺産に指定されているのだから、
当然と言えば当然の美しさである。
バイク好きの人にはただおもちゃの様にバイクに触れるだけではなく、
この自然の中を是非走って貰いたいと思う。
世界遺産の中を走る。なかなか体験出来る事ではない。
自分自身の一生の中で、この機会に巡り合えた事は本当に幸せだと思うと同時に、
一生心に残る体験がまた1つ増えた事の嬉しさをしみじみ感じる。
自分を生んでくれた人、今まで育て教え支えてくれた人。
この世に自分が存在した事に深い感謝の念を抱かざるを得ない。
そんな事に思いを馳せながら、バイクを操る。
今日はどこまでダベンポートに近づく事が出来るのかが大きな課題だった。
昨日は320キロしか走れなかった。今も300キロ前後だと思う。
とても6時夕刻のフェリーには間に合わないと思う。
予約の変更をすればまたお金がかかるだろう。
ジェシカに調べて貰う様にお願いしたが、まだ返事の連絡は取れていない。
北に向かってバイク200選道路も交えて走る。
午後3時にスコッツダイルの町に到着。
今日も疲れたが、520キロ走った事になったのでここで休む事にする。
ケンドーホテル、1泊60ドル。
安くて私にはぴったりのホテルだ。
バイクを入口扉直前につけられる事が安心で嬉しい。2、3時間昼寝をする。
それからメルボルンに着いてからの予定を考える。
メルボルンには19日朝に到着する。
それから早く帰るつもりなら、1、2日でシドニーには到着する事になる。
ここまで来たのだから事故は絶対に避けなければならない!!
2013年 4月 24日 更新 | オーストラリア大陸2万キロのバイク1人旅