12月29日(木)

小陰でくつろぐアボリジニーの家族

走行距離1000キロ

朝、気温は15~16℃。エアーズロックのホテルを出て、先ずはアリススプリングに向かう。
もう何度もこの道を通る事に成る。エアーズロックから、縦断道路までは約250キロあるが、道路も片側一車線の二車線の比較的狭い道路である。
道路脇の草木がかなり茂っており、カンガルーもよく見かけた。
直線部分が比較的少なく、ワインディングロードに近いのでバイクで走るには楽しい道だと思う。
アリススプリングを過ぎてからは徐々に気温が高くなり、35℃を上回る時も度々である。
路面には逃げ水が発生し、色々な現象・映像が目に入る。
ガソリンスタンドに給油に入ると、必ずアボリジニーの人々を目にするようになった。
残念な事は、働いている様には見えない事である。働く気の無い失業中なのだろう。
しかし子供達の笑顔が忘れられない。テンナットクリークにPM3:00頃到着。モーテルにチェックイン。
エアコンを付けて昼寝をする。慢性的に疲れている気がする。私も年だから、頭の血管がきれなければよいが、と不安になる。
6時頃バイクで市内見学に行く。街中を歩くアボリジニーの人たちの多いのには驚きである。
そして商店の殆どが閉店していた。どの店も強奪を恐れてか?戸締りは厳重に管理されていた。
仕方なくモーテルに帰り、レストランでビーフステーキを食べる。50ドル程だったが、大きなステーキは食べ切れなかった。
勿論店内にアボリジニーの姿は見られず、住み分けがきちっと出来上っているように見えた。
レストラン店員に『この町に人種的社会問題はあるのか』と聞くと、『そうでもないよ』と答えた。
人口の50%は白人、あと半分はアボリジニーの人だそうな。オーストラリアの暗部を見たような気がする。
元々アボリジニーの人たちの土地を取り上げたのだから仕方ないのかも?もう疲れたので寝る!

2013年 4月 12日 更新 | オーストラリア大陸2万キロのバイク1人旅

 


 

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